全体概要
南通狼山風景名勝区は江蘇省級風景名勝区で、国家AAAA級風景観光区であり、南通市内より南に6km離れた揚子江東岸に位置し、軍山、剣山、狼山、馬鞍山、黄泥山の五体の山により組成され、全体の企画面積は11.27平方キロメートル。広々とした江海平原に、五山がそそり立ち、雄大なる姿で揚子江の岸辺に聳え、明朗で自然な秀麗さはまるで五つの緑の翡翠が揚子江畔に嵌めこまれているようで、「第一江山」の完璧な組合せを有し、古来から「天然水石盆栽」の美称がある。
狼山風景名勝区は自然風光が綺麗で、人文景観も豊かにあり、文化遺産にも恵まれている。区内の狼山は大勢至菩薩の道場で、中国仏教の八小名山の一つである。数多くの文物古跡とお寺の建築が林立しており、仏教文化を特徴とし、願い事が必ず叶うので名前を知られているため、年中お参りが盛んで、信者が絶え間なく訪れている。
園芸博覧園は馬鞍山と黄泥山に依託して建てられ、「山水神韻?江海風」とテーマに、南通の山水を兼備して、長江と海に通達している地域特徴を濃縮した江蘇省園林芸術の逸品で、江景と園林を観賞する絶好の場所である。区域内の濱江公園は景観性、レジャー、参与性を一体に集めた大型綜合的な無料開放式公園である。
嗇園は清朝末期の状元(国家科挙試験の優勝者)で、近代民族実業家、教育家である張謇氏を記念するために建てられた園林であり、国家重点文物保護機構である。園内は古い樹木が空高く聳え、環境が静寂で、南通地区で規模が最も大きい植物観賞園である。
江海民族風習文化博覧園は民族風習、文化レジャー、旅行観光を一体にした生態農業産業園区である。
軍山は伝説によると秦の始皇帝が当時兵隊を駐屯する場所だった為、軍山との名前を得た。山上の普陀別院には世界最大の翡翠観音像が供えられている。
剣山の尾根が刃物のように突起し、麓はバランスよく傾斜して、まるで横に置かれた長剣のように見えるため、剣山という名前を得た。山上の文殊院に文殊菩薩が供えられている。
自然景観と人文資源の精妙な組合せにより、狼山風景名勝区は江海平原を輝かせる真珠となっている。
