狼山風景名勝区 > 観光地区の概況 > 狼山

狼山

狼山は五山の真ん中に位置し、しかも最も有名で、海抜106.9メートル、面積18ヘクタール。狼山の名前が一番早く見られたのは鑑真和尚の渡日を記載する「唐大和尚東征伝」である。伝説では、狼山には白い狼が生息し、また山の形状が狼に似ているから名前を得た。北宋淳化年間、州官の楊鈞氏は「狼」の字が下品だと指摘し、代りに「琅」の字を付けた、または狼山の北麓の石が大半紫褐色であったため、別名で紫琅山とも呼ばれている。

狼山は中国仏教の八小名山の首位で、「江東第一山」と称されている。山の上は楼閣が姿様々で、古塔が雲へ突き刺し、山の下は数え切れない船が、煙が立っているような浩瀚な揚子江の波を切って往来する。狼山は江東仏教信徒の聖地であるため、年中御香の煙がまつわり、鐘の音が絶えなく響き、お参りに訪れる信者が数え切れない。狼山は南が開豁で、北が奥深く、秀麗で且つ雄勁に聳え立ち、千年以来、数多くの詩文や書画の達者がここで現を抜かしている。宋代の大書道家が欣然に「第一山」と揮毫し、王安石も「各地の名山大河を周遊して、今の光景を見て初めて視野も心も開拓された」との賛嘆を表し、民族英雄の文天祥も狼山で感動の詩篇を残した。狼山風景区は独特な絢爛たる景色を以って、毎年百万人以上の中外の観光客を引き寄せている。

注:

中国仏教八小名山:南岳衡山?湖南省、廬山?江西省、中岳嵩山?河南省、天台山?浙江省、終南山?西安市、鶏足山?雲南省洱海の東北、香山?北京の西郊外、狼山?江蘇省南通市南郊外。

主な観光地

  • 趙絵沈繍の楼

  • 法乳堂

  • 円通宝殿

  • 支雲塔

  • 大聖殿